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無意識の時間の中で消失するもの

2015, 2チャンネルビデオインスタレーション, 7分3秒

正確に記憶されなかった出来事に対する不安から起こる強迫観念の確認行為について考察する。歯がボロボロと抜け落ちる夢を見て、目が覚めた瞬間に思わず自分の歯を確認してしまった体験から、夢と現実の境目は確認行為によってのみ認識できるのではないか。歯の本数を数えたり、指の本数を数えたりすることで、現実味のある数値的な安心を得るが、端から見たらその行為は不可解で無意味なものだ。それを人間の狂気じみた側面の一部として行為だけを抽出して提示する。

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